投稿日:2026年8月9日 | 最終更新日:2026年9月11日
六本松の小児歯科/歯の白・黄・茶色の変化
エナメル質形成不全・MIHとは?
子どもの歯の色・欠け・しみる症状
生えたばかりの歯に白・黄・茶色の部分がある、表面がざらつく、欠けやすい、歯みがきでしみる時は、エナメル質形成不全やMIHなどを確認します。
色だけでむし歯と決めつけず、安心・安全を大切に、歯の硬さ・形・生えた時からの変化・痛みを診察します。

エナメル質形成不全とは
エナメル質は歯の一番外側を覆う硬い組織です。歯が作られる時期に量が十分に形成されず、薄い部分やくぼみ、溝ができる状態を、エナメル質形成不全と呼びます。一方、MIHは主にエナメル質の質・硬さの問題です。どちらも欠けや色の変化が見られることがあるため、見た目だけで判断せず診察で区別します。
白い部分すべてが形成不全ではありません。初期むし歯、フッ素症、着色、歯の乾燥などとの区別が必要です。
MIHとは
MIHは、第一大臼歯(6歳臼歯)の少なくとも1本に見られる、エナメル質の石灰化が十分でない状態です。前歯にも変化が出る場合がありますが、前歯だけの変色でMIHと決まるわけではありません。白色・黄色・褐色の境界のはっきりした部分や、生えた後の欠け、強くしみる症状が見られることがあります。
同じお子さまでも歯によって程度が異なります。6歳臼歯が見え始めた時は、歯の色と形、磨きにくさを保護者が仕上げ磨きで確認してください。
家庭で気づきやすいサイン
色の違い
生えた時から白・黄・茶色の境界がある。左右で色が大きく違う。
表面の変化
歯の表面がざらつく、くぼみや溝がある、少しずつ欠けてきた。
知覚過敏
冷たい物、温かい物、歯ブラシ、風でしみるため、磨くのを嫌がる。
むし歯リスク
汚れが付きやすい、歯ブラシが当てにくい、短期間で色や形が変わる。
診察で確認すること
- どの歯に、いつから色や形の変化があるか
- 表面が硬いか、崩れや欠けがあるか
- 冷温刺激、歯みがき、食事で痛みがあるか
- 初期むし歯や着色など別の原因ではないか
- 同じ時期に作られた他の歯にも変化があるか
- 歯みがき状態とむし歯リスク
写真を撮って変化を追うことがあります。家庭でも同じ角度・明るさで記録すると、崩れや色の変化を比較しやすくなります。
対応は程度と症状で変わります
予防・経過観察
フッ化物の活用、歯みがき、食生活の工夫で歯を守ります。診察や写真記録で変化を確認し、必要なケアを見直します。
しみる症状への対応
刺激を減らす材料や表面保護を検討します。磨けないほど痛い場合は早めに相談します。
溝や欠けの保護
汚れが残る溝、崩れやすい部分を材料で保護する場合があります。
形・色の治療
歯の成長、噛み合わせ、症状、見た目への悩みを確認し、時期と方法を検討します。
治療は歯の状態とお子さまの成長に合わせて選びます。予防や表面の保護に加え、欠けが大きい場合は詰め物・被せ物を検討します。残すことが難しい歯では、将来の噛み合わせや矯正治療も考えた抜歯を含め、選択肢と時期を慎重に相談します。それぞれの理由と注意点を説明し、できるだけ歯を守る方針を考えます。
家庭でのケア
- やわらかめの歯ブラシで、痛くない強さから磨く
- 年齢に合うフッ化物配合歯磨剤を使用する
- 甘い飲食物を長時間・高頻度で取らない
- 6歳臼歯は横から歯ブラシを入れ、生えかけの面へ当てる
- 欠けた破片があれば清潔な容器に入れて受診時に持参する
- 痛み、腫れ、急な崩れがあれば予約日を待たず相談する
エナメル質形成不全・MIHでよくある質問
親の歯みがき不足が原因ですか?
いいえ。エナメル質の形成不全やMIHは、歯が作られる時期に生じるもので、生えた後の歯みがき不足が原因ではありません。今できるケアで、むし歯や欠けから歯を守ることが大切です。しみて磨けない時も、お子さまや保護者だけで抱えずご相談ください。
自然に白くなりますか?
色調が残ることがあります。乾燥や汚れで見え方が変わることもあるため、経過を確認します。
すぐ削る必要がありますか?
症状、欠け、むし歯リスク、見た目の悩みで異なります。予防と観察から始められる場合もあります。
乳歯の形成不全は永久歯にも出ますか?
必ず同じ状態になるわけではありません。ただし、乳歯の奥歯にMIHに似た変化があるお子さまは、永久歯にも変化が見られることがあります。乳歯で分かったことを記録し、6歳臼歯などが生え始める時期から確認します。
色・形・しみる症状を確認し、歯を守る方法を選びます
スマイルライン歯科・矯正歯科六本松/六本松駅徒歩1分/土日祝も診療・現在は一時的に水曜休診