六本松の歯周組織再生療法相談
「抜歯と言われたけれど、自分の歯を残す方法はないだろうか」。歯周組織再生療法は、歯周病で失われた歯を支える組織の回復を目指す治療です。すべての歯に行えるわけではありませんが、検査をもとに、残せる可能性と治療に伴う負担を一緒に確認できます。
認定証で確認できる歯周病専門医による判断
大串博は、日本歯科専門医機構および日本歯周病学会により歯周病専門医として認定されています。認定番号は2-990号、現在の認定有効期間は2024年11月1日から2029年10月31日までです。
歯周組織再生療法やエムドゲインは、骨の失われ方、歯周ポケット、歯の揺れ、清掃状態、噛み合わせを確認したうえで適応を判断します。詳しくは 歯周病専門医による相談ページ もご確認ください。
歯周組織再生療法は、歯を残すための選択肢を広げる治療です。 基本治療後の状態を確認し、外科処置や再生療法を追加する意義があるかを段階的に判断します。専門医への相談をご希望の場合は、予約時にお知らせください。
抜歯前に確認したい歯周組織再生療法
歯を支えている周囲の骨などの組織に対して、薬剤を使って再生を促す治療について解説します。
歯周病の進み方は、同じお口の中でも歯ごとに異なります。痛みが少なくても、歯を支える組織の破壊が進んでいることがあります。
重度の歯周病では、歯を支える骨の状態によって抜歯が検討されることがあります。日本人の歯の喪失原因の一つにも歯周病があり、早い段階で状態を確認することが重要です。
当院では、日本歯周病学会認定専門医・日本臨床歯周病学会指導医の視点で、歯周組織再生療法の適応、保存の可能性、抜歯後の治療選択肢を検査結果にもとづいて説明します。
歯周病が進むと、歯を支える骨などが失われ、歯が揺れる、噛みにくい、歯ぐきが下がるといった変化が起こります。まず炎症の原因となる汚れを取り除き、清掃しやすい状態を整えることが大切です。そのうえで、骨の失われ方などが適している部分には、再生療法を追加する意義があるかを検討します。
他院で抜歯を勧められた方も、保存の可能性を確認できます
抜歯を勧められた理由や、これまでの治療内容をお聞かせください。歯周病による骨の状態だけでなく、歯の破折など、残すことを難しくしている別の問題も確認します。保存できる可能性がある場合は方法と見通しを、難しい場合はその理由と次の選択肢を説明します。
再生療法の概要
歯周病によって失われた骨や歯を支える周囲の組織の再生を促す治療法です。汚れや炎症のある部分を清掃し、薬剤や材料を用いて、体が組織を修復する働きを助けます。
例えばエムドゲインは、組織の再生や治癒に関わる働きを促すタンパク質を含むゲルです。薬剤そのものがそのまま骨に変わるという意味ではありません。使用する薬剤・材料は、骨の欠損の形や大きさ、適応条件などを確認して選びます。
再生療法の流れ
以下は手術の流れの一例です。手術の前には、歯周病の検査、歯石除去や歯磨き方法の調整などを行い、炎症や清掃状態を再評価します。手術が必要か、再生療法を組み合わせるかは、その結果から判断します。
1. 骨の失われ方と、歯の周りの状態を確認します。

2. 麻酔を行い、歯ぐきを開いて、歯の根や骨の欠損部を清掃します。

3. 適応に合わせて、再生を促す薬剤・材料を使用します。

4. 歯ぐきを戻して縫合し、傷が安定して治るように保護します。

5. 傷の治り方を確認し、その後も組織の回復と歯の安定を見守ります。
回復の程度や確認に必要な期間には個人差があります。通院を続けながら評価し、必ず元どおりに戻るとは限らないことも含めて経過を説明します。
治療方法を勧める理由と見通しを先に説明し、その後で費用や保険適用の可否を確認します。適用条件は薬剤や治療内容によって異なります。
歯を残す治療が難しい場合の選択肢
当院は、患者さんの将来を考え、まず歯を残せる条件があるかを確認する方針で診療しています。
重度歯周病でも保存を検討できる場合がありますが、再生療法を用いても保存が難しい歯もあります。
歯を失った後の方法には、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどがあります。周囲の歯を削る必要、手術の有無、噛み合わせ、清掃のしやすさなど、それぞれの特徴を比較します。
インプラントを検討する場合も、まず歯周病の状態や全身の健康、清掃のしやすさを確認します。インプラントの周囲にも炎症が起こることがあるため、治療後の管理が必要です。残っている歯が必ず長持ちする方法として、一律に勧めるものではありません。
ご本人が大切にしたいことも伺い、各方法の利益・限界と費用を分けてお伝えしたうえで、納得できる方針を考えます。
歯周病の治療後も再発が心配な方、何度も歯科医院に通われている方は、歯周ポケット、骨の状態、清掃状態を一度確認しましょう。
唾液検査による「歯周病リスクチェック」
唾液検査について関心がある方は、何が分かる検査か、検査結果をどのように診療に活かすかをご相談ください。歯周病の診断や再生療法の適応は、唾液検査だけで決まるものではありません。歯周ポケットや出血、歯の揺れ、レントゲンなどの検査結果と合わせて判断します。
歯周病治療についての総合解説歯周組織再生療法を六本松で相談する方へ
「どの歯を残せるか」「手術を受ける意味があるか」「今後も噛んで使えるか」。気になる点をそのままお聞かせください。スマイルライン歯科・矯正歯科六本松では、安心・安全を大切にし、検査結果をもとに治療の必要性と選択肢を説明します。
相談したからといって、その場で手術を決める必要はありません。以前の検査資料や、お薬の情報がお手元にあればお持ちください。治療を受けるか迷っている段階でも相談できます。
相談前に確認したい内容
- どの歯に、いつから、どのような症状があるか
- 歯を残す可能性と、勧める方法の理由
- 治療期間、通院回数、術後の生活への影響
- 治療費の内訳と保険適用の可否
- 治療後のメンテナンスと通院間隔
治療を決める前に知っておきたいこと
再生療法は、手術を受ければ終わりという治療ではありません。治療前の準備、手術後の過ごし方、その後の管理まで見通しを持てるよう、相談時に確認したい点をまとめました。
手術の前に整えておきたいこと
歯石除去などの基本治療と毎日の清掃は、再生療法を受ける場合にも大切な土台です。治療後に歯ぐきの炎症や深いポケットがどれだけ残っているかを再評価し、追加の処置が必要な場所を見極めます。
糖尿病などの持病、服用中の薬、アレルギー、喫煙についてもお知らせください。薬を自己判断で中止せず、必要に応じて主治医と相談しながら進めます。使う材料の由来に希望や心配がある方も、事前にお伝えください。
期待できることと、手術に伴う負担
目指すのは、失われた支持組織の回復を促し、歯を安定して使える状態に近づけることです。骨の失われ方などによって結果は異なり、期待したほどの改善が得られない場合や、後に別の治療が必要になる場合もあります。
術後には痛み、腫れ、出血、歯ぐきの下がりや歯のしみを生じることがあります。どのような負担が見込まれるか、仕事や食事への影響、別の治療を選ぶ場合の見通しも確認し、理解したうえで決めましょう。
術後の清掃と、長く歯を使うための通院
手術した場所を指や舌で繰り返し触ったり、自己判断で強く磨いたりしないでください。歯ブラシや歯間ブラシをいつから使うかは、傷の状態に合わせた指示に従います。出血が続く、痛みや腫れが強くなるなど気になる変化は、予定の診察日を待たず医院に連絡してください。
傷が落ち着いてからも、定期的に歯ぐきと清掃状態を確認します。通院間隔や家庭でのケアは一律ではなく、その時のお口の状態に合わせて調整します。
歯周組織再生療法と関連ページ
歯周病の検査や治療全体の考え方は、六本松の歯周病専門医ページも参考にしてください。
歯周組織再生療法でよくある質問
歯を残す方法を探している方からの、よくあるご質問です。
歯周組織再生療法は誰でも受けられますか?
適応は骨の欠損の形、歯の揺れ、歯周ポケット、噛み合わせ、清掃状態で変わります。まず歯周病検査とレントゲンで確認します。
骨が溶けた歯周病でも相談できますか?
相談できます。ただし再生療法で対応できる骨欠損と、抜歯や他の治療を検討すべき状態があります。専門医が検査結果をもとに説明します。
再生療法の後はメンテナンスが必要ですか?
必要です。傷が治るまでの清掃は担当医の指示に従い、その後もセルフケアと定期的な管理を続けます。治療した歯だけでなく、お口全体の歯周病の状態を確認します。
保険でできる再生療法はありますか?
薬剤や治療内容、適応条件によって保険適用の可否が変わります。相談時に費用と選択肢を確認します。

