投稿日:2026年6月8日 | 最終更新日:2026年9月8日
イヤイヤ期でも、歯科への相談を始められます。泣かずに座れることや、家で口を開ける練習ができることは、受診の条件ではありません。「ほかの方に迷惑をかけるかも」と、保護者の方だけで抱え込まないでください。
大切なのは、歯の状態を確認することと、歯科に慣れることを両立することです。急ぐ問題がなければ段階を踏めますが、痛みや腫れがある時は、イヤイヤ期が終わるまで待たずに連絡しましょう。

「イヤ」は、困っている気持ちを伝えるサイン
初めての場所、口に触れられる感覚、音や光など、苦手なものはお子さんによって違います。眠い日や、前の受診でつらい思いをした日には、いつもより不安が強くなることもあります。泣いたことだけで「わがまま」「しつけが足りない」と決める必要はありません。
また、嫌がる理由が怖さではなく痛みの場合もあります。ある歯だけ触らせない、噛む時に顔をしかめる、食べ方が変わったなど、普段との違いを教えてください。「慣れれば大丈夫」と痛みを見過ごさないことも大切です。
慣れるまで待たずに、連絡したい症状
- 痛くて眠れない、食事がとりにくい。
- 歯ぐきや頬が腫れた、膿のようなものが出る。
- 歯の痛みや顔の腫れに、発熱も伴う。
- 転んで歯をぶつけ、欠けた・ずれた・出血した。
こうした時は、次の定期検診まで待たず、歯科へ電話で症状を伝えてください。息がしにくい、飲み込みにくいほど口や喉が腫れている場合は、通常の歯科予約を待たず119番などで救急対応を求めてください。
急ぐ症状がなくても、むし歯があるかどうかは「痛がらない」だけでは分かりません。泣く心配があるからと受診そのものを先延ばしにせず、まず相談しましょう。
予約前に伝えておくと、相談しやすいこと
- 年齢と、今回いちばん気になっていること。
- 痛み・腫れの有無と、いつから変わったか。
- 前の歯科や健診で、何が苦手だったか。
- 音・光・口に触れることなど、苦手な刺激と落ち着きやすい関わり方。
- 持病、服薬、アレルギー、発達やコミュニケーションについて配慮してほしいこと。
例えば「2歳です。健診で泣いて口を開けられませんでした。痛みはありませんが、奥歯を見てほしいです」と伝えれば十分です。うまく説明できるよう準備を整えてから予約する必要はありません。
当日までの準備は、少しだけで大丈夫
短く、正直に伝える
「歯が元気か見てもらおうね」「お口を見てもらったら、お話を聞こうね」と、行く目的を短く伝えてみてください。歯科をお仕置きに使ったり、分からないうちから「絶対に何もしない」「絶対に痛くない」と約束したりするのは避けましょう。
休めている時間を選ぶ
可能なら、昼寝に重ならず、普段比較的機嫌のよい時間帯を相談してください。好きな絵本や落ち着ける小物、必要なら着替えを用意すると役立ちます。特別な処置のため飲食などの指示がある場合は、医院の案内を優先してください。
練習は遊びの範囲で
絵本で歯医者さんの様子を見たり、保護者と「あーん」をしてみたりする程度で十分です。嫌がる時に何度も練習して、口を開けること自体をつらい時間にする必要はありません。
診察では、できることと必要なことを分けて考えます
小児歯科では、年齢や理解に合わせて説明し、道具を見せてから試すなど、不安を減らす工夫があります。最初から大人と同じように座れるとは限りません。姿勢や保護者の付き添いについても、歯の状態とお子さんの様子に合わせて相談してください。
急ぐ処置がなければ、診察・予防と慣れるための段階を組み合わせる方法を検討できます。一方、進行するむし歯や感染、強い痛みがあれば、練習だけを長く続けるのは適切でない場合があります。何を先に行うべきか、待つ場合にはどんな注意が必要かを確認しましょう。
「今日は何が分かったか」「次は何をするか」「次回までに変化があればどこへ連絡するか」が分かると、家に帰ってからも迷いにくくなります。慣れるまでの回数や、その日にできる処置を、年齢だけで一律に決めることはできません。
泣いた時と、帰宅してからの声かけ
泣いた時は「怖かったね」と気持ちを受け止め、痛みやつらさがないかスタッフと一緒に確認しましょう。保護者の方も心配なことを遠慮なく伝えてください。泣かなかったかどうかだけを、受診の成功・失敗の基準にしなくて大丈夫です。
帰宅後は「先生にお口を見せられたね」「心配なことを伝えられたね」と、その子ができたことを具体的に認めてあげてください。他の子と比べず、小さな一歩を積み重ねていきましょう。
よくあるご質問
初日は相談だけにできますか?
「まず相談したい」と予約時にお伝えください。ただし、急ぐ処置が必要かどうかを判断するには診察が必要です。症状を確認したうえで、その日の進め方を相談しましょう。初日は必ず治療しない、とあらかじめ決めるものではありません。
泣くと、押さえて治療されますか?
泣くことだけで方法が決まるわけではありません。身体を支える必要があると判断される場合も、なぜ必要か、ほかの方法はないか、どのように安全を確保するかについて、分かりやすい説明と保護者の了解が重要です。不安や希望は処置の前に伝え、お子さんにも理解できる範囲で説明を求めてください。
歯磨きも嫌がるので、通院しても意味がないでしょうか?
家庭で困っているからこそ相談してください。歯ブラシが当たる場所や力、痛みの有無、磨く姿勢などを見直すきっかけになります。通院だけで家庭のケアを置き換えるのではなく、続けやすい方法を一緒に探すことが目的です。
六本松で、親子が相談しやすい歯科受診へ
スマイルライン歯科・矯正歯科六本松では、安心・安全を大切にし、お子さんが将来も自分の歯で食べ、笑えることを目指します。そのために今必要な医療と推奨する理由を、まず分かりやすくお伝えします。
治療や予防の選択肢は、保険適用の有無だけで狭めません。期待できること、注意点、通院の負担を説明し、費用についても別に確認しながら、お子さんと保護者が納得して選べることを大切にします。
初めて受診する時の案内は初めての歯医者さんデビュー、予防や歯並びの相談は六本松の小児歯科・子どもの歯並び相談をご覧ください。「まだ上手にできない」今から、歯を守る一歩を始めましょう。
