小児歯科

乳歯とは?解剖学から見る子どもの歯の役割|六本松小児歯科

    投稿日:2026年6月8日 | 最終更新日:2026年6月9日

    スマイルライン恐竜王国の歯のえほん

    乳歯は、小さなからだを助ける大切な歯

    読む人に合わせて、やさしい言葉で読めます。小さなお子さまには保護者の方が読んであげてください。小学生なら、自分で読んで歯のことを楽しく学べます。

    えほんみたいに読む

    おくちの中には、子どもの歯がならんでいます。これを乳歯といいます。

    乳歯は、ごはんを食べる時、ことばを話す時、にっこり笑う時に働きます。

    いつか大人の歯にかわります。でも、それまでずっと大切なお仕事をしています。

    自分で読んでみよう

    乳歯はぜんぶで20本あります。小さい歯ですが、食べる、話す、あごを育てる、永久歯の場所を守るという役割があります。

    乳歯は永久歯より小さく、虫歯が進みやすいことがあります。だから「どうせ抜ける歯」ではなく、今から守る歯です。

    歯みがき、フッ素、シーラント、定期的なチェックで、永久歯にバトンを渡す準備をします。

    親子で話すヒント

    • 前歯で食べ物をかじれているかな。
    • 奥歯の溝に汚れが残っていないかな。
    • 乳歯の間に、永久歯が生えるためのすき間はありそうかな。

    もっと知りたい人へ

    乳歯の形、歯冠、歯根、エナメル質、象牙質、歯髄、生え替わりについて、下で少し詳しく説明します。

    下のくわしい解説へ進む

    六本松小児歯科・乳歯特集

    乳歯とは?小さな歯に詰まった大きな役割

    乳歯は、ただ「いずれ抜ける歯」ではありません。食べる、話す、あごの成長を助ける、永久歯が生える場所を守る、そして子どもが歯みがきや歯科医院に慣れるための大切な歯です。六本松で小児歯科を探している保護者の方に向けて、乳歯を解剖学の視点からわかりやすく整理します。

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    乳歯は全部で20本あります

    乳歯は、上あご10本、下あご10本の合計20本です。前から順に、乳中切歯、乳側切歯、乳犬歯、第一乳臼歯、第二乳臼歯に分けられます。永久歯は親知らずを除くと28本ですが、乳歯列では小臼歯がなく、奥歯は乳臼歯として食べ物をすりつぶす役割を担います。

    乳歯は永久歯より小さく、白く見えやすく、歯と歯の間にすき間がある子もいます。このすき間は、将来大きな永久歯が並ぶための余裕として大切なことがあります。反対に、乳歯の時点で歯がぎっしり並んでいる場合は、永久歯に生え替わる時にスペース不足が起こることがあります。

    乳歯の解剖:歯冠・歯根・歯髄

    歯は大きく、口の中に見えている歯冠と、歯ぐきの中で骨に支えられている歯根に分けられます。歯冠の表面はエナメル質で覆われ、その内側に象牙質、中心部に歯髄があります。歯髄には血管や神経が通っており、歯の痛みや炎症と関係します。

    歯根の表面にはセメント質があり、歯根膜を介して歯槽骨に支えられます。乳歯も永久歯と同じように、エナメル質、象牙質、歯髄、セメント質、歯根膜、歯槽骨との関係で成り立っています。ただし乳歯は小さく、虫歯が進むと歯髄に近づきやすいため、早期発見が重要です。

    乳歯のエナメル質と象牙質はなぜ大切か

    エナメル質は歯の表面を守る硬い組織です。象牙質はその内側にあり、歯の大部分を作ります。乳歯は永久歯より小さいため、虫歯が表面から内側へ進んだ時に、神経に近い場所まで到達しやすいことがあります。

    「まだ乳歯だから様子を見よう」と考えると、痛みが出た時には治療が大きくなることがあります。乳歯の虫歯は、食事、睡眠、発音、永久歯の生え方にも影響することがあるため、痛くなる前の確認が大切です。

    歯髄は子どもの痛みと関係する場所です

    歯髄は、歯の中にある血管と神経を含む組織です。虫歯が深くなると、しみる、痛い、噛むと痛い、夜に痛むといった症状が出ることがあります。子どもは痛みを言葉で説明しにくいため、「食べるのが遅くなった」「片側で噛んでいる」「冷たいものを嫌がる」といった変化も手がかりになります。

    乳歯の歯根は永久歯の生え替わりで吸収されます

    乳歯はずっと同じ形で残るわけではありません。永久歯が生える準備が進むと、乳歯の歯根は少しずつ吸収され、やがて乳歯が揺れて抜けます。これは自然な生え替わりです。

    ただし、乳歯が虫歯や外傷で早く抜けた場合は、隣の歯が動いて永久歯の生える場所が狭くなることがあります。その場合、保隙装置が必要になることがあります。詳しくは乳歯が早く抜けた時の保隙装置も参考にしてください。

    乳歯と歯並びの関係

    乳歯は永久歯の場所取り役でもあります。乳歯の虫歯が大きい、乳歯が早く抜けた、奥歯の噛み合わせがずれている、口呼吸がある、舌の使い方が気になる場合、将来の歯並びに影響することがあります。

    歯並びは、歯だけで決まりません。あごの成長、口呼吸、舌の位置、姿勢、食べ方、指しゃぶり、乳歯の虫歯、永久歯の大きさなどが関係します。六本松小児歯科では、虫歯予防と歯並び相談を同じ医院で確認できるようにしています。

    乳歯を守るために家庭で見るポイント

    • 前歯の間や奥歯の溝に白い濁り、茶色い線、穴がないか。
    • 仕上げ磨きの時に歯ぐきから出血しないか。
    • 冷たいもの、甘いものを嫌がらないか。
    • 片側だけで噛んでいないか。
    • 乳歯が早く抜けた、またはなかなか抜けない場所がないか。
    • 口呼吸、舌の癖、姿勢、食べ方が気にならないか。

    乳歯から広がる歯の読み物

    歯は毎日の予防だけでなく、人類の歴史や進化を知る手がかりにもなります。以下のトピックも、親子で読める歯の読み物としてまとめました。

    六本松で乳歯・虫歯予防・歯並びを相談する

    乳歯は、永久歯へつながる大切な歯です。虫歯予防、フッ素、シーラント、歯並び相談、口呼吸の確認まで、早めに相談することで大きな治療を避けやすくなります。

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    参考資料

    乳幼児の多発虫歯が心配な方へ

    乳幼児の前歯の白い濁り、哺乳びん虫歯、短期間で虫歯が増える状態については、ボトルカリエス・ランパントカリエスの解説ページでも詳しくまとめています。

    乳歯を親子で楽しく学ぶ追加ガイド

    乳歯は、ただ「あとで抜ける歯」ではありません。食べる、話す、笑う、永久歯を正しい場所へ導く、あごの成長を支えるなど、子どもの毎日に深く関わる歯です。六本松小児歯科では、乳歯の虫歯を治すだけでなく、乳歯の時期から永久歯のむし歯予防、歯並び、口呼吸、食べ方、仕上げ磨きまで一緒に確認します。

    このページでは、保護者が読みやすい説明に加えて、小学生の子どもが自分の歯に興味を持てるように、やさしい言葉でも乳歯の役割を整理します。親子で読んで「今日から何を見ればよいか」がわかるページを目指しています。

    小学生にも読める 乳歯のひみつ

    乳歯は、赤ちゃんのころから小学校低学年くらいまで活躍する小さな歯です。前歯は食べ物をかみ切るため、奥歯は食べ物をすりつぶすために働きます。乳歯は小さいけれど、毎日の食事、発音、笑顔を助けてくれる大切な道具です。

    乳歯の下では、永久歯がゆっくり準備をしています。乳歯がよい場所でがんばっていると、永久歯も出てくる場所を見つけやすくなります。だから「どうせ抜けるから大丈夫」と考えず、乳歯の時期から虫歯を予防することが大切です。

    もし乳歯が虫歯で大きく欠けたり、予定より早く抜けたりすると、となりの歯が少しずつ動くことがあります。すると、永久歯が出る場所が狭くなり、歯並びの相談が必要になることがあります。乳歯は永久歯への道しるべでもあるのです。

    乳歯の解剖をやさしく見る

    エナメル質

    歯のいちばん外側を守る硬い部分です。乳歯のエナメル質は永久歯より薄いため、虫歯ができると進みやすいことがあります。白く濁って見える、溝が黒く見える、歯と歯の間が気になる場合は、早めに小児歯科で確認すると安心です。

    象牙質

    エナメル質の内側にある部分です。虫歯が象牙質まで進むと、進行が早くなることがあります。乳歯は小さいため、見た目より中で広がっていることもあります。歯科検診で指摘されていなくても、保護者が気になる変化を見つけた時は相談の目安になります。

    歯髄

    歯の神経や血管がある場所です。乳歯の虫歯が深くなると、痛み、腫れ、食事のしづらさにつながることがあります。痛みが出る前に予防管理を続けることが、子どもにとって負担の少ない通院につながります。

    歯根

    歯ぐきの中で歯を支えている根の部分です。永久歯が生えてくる時期が近づくと、乳歯の根は少しずつ吸収され、やがて乳歯が揺れて抜けます。抜ける時期には個人差がありますが、左右差が大きい、乳歯が抜けないのに永久歯が出てきた、強い痛みがある場合は確認が必要です。

    年齢別に見る乳歯のチェックポイント

    0歳から2歳

    最初の乳歯が出てくる時期です。歯が生え始めたら、歯みがきに慣れる練習を始めます。まだ上手に磨くことよりも、口の中を触られることに慣れることが大切です。授乳、哺乳びん、寝る前の飲み物、離乳食の進み方も、むし歯予防と関係します。

    3歳から5歳

    乳歯がそろい、奥歯で噛む力が育つ時期です。奥歯の溝、歯と歯の間、上の前歯の根元は虫歯が見つかりやすい場所です。仕上げ磨き、フッ素、食事と間食のリズムを整えることで、永久歯が生える前の土台作りができます。

    6歳から8歳

    6歳臼歯と前歯の永久歯が出てくる大切な時期です。乳歯と永久歯が混ざるため、磨き残しが増えやすくなります。生えかけの永久歯は背が低く、歯ブラシが届きにくいことがあります。シーラントやフッ素を検討しながら、奥歯の虫歯予防を強める時期です。

    9歳から12歳

    乳歯が順番に抜け、永久歯列へ近づく時期です。歯並び、噛み合わせ、口呼吸、舌の使い方、姿勢、食べ方の影響が見えやすくなります。歯が重なって磨きにくい、永久歯が出る場所が足りなさそう、受け口や出っ歯が気になる場合は、小児矯正や予防矯正の相談につなげます。

    乳歯の虫歯を放置しない方がよい理由

    乳歯の虫歯は、見た目の穴だけの問題ではありません。痛みが出ると食事がしづらくなり、噛む回数が減ることがあります。虫歯が大きくなると、治療の負担が増え、子どもが歯医者を怖い場所として覚えてしまうこともあります。

    また、乳歯を早く失うと、永久歯が出るための場所が狭くなることがあります。この場合、保隙装置を検討することがあります。保隙は、歯を積極的に動かす矯正とは違い、永久歯が出る場所を守る考え方です。必要性は、抜けた歯の場所、年齢、永久歯の位置、噛み合わせによって変わります。

    乳歯の虫歯が多い子は、永久歯が生えてからも虫歯リスクが高くなりやすいことがあります。だからこそ、治療だけで終わらず、なぜ虫歯になったのか、生活のどこを変えると再発しにくいかを親子で確認することが大切です。

    乳歯と歯並びの関係

    乳歯のすき間は、永久歯が生える準備として大切な意味を持つことがあります。永久歯は乳歯より大きいため、乳歯列に少しすき間があることは自然な場合があります。一方で、乳歯の時点で隙間がまったくない、前歯が反対に噛んでいる、口がいつも開いている、舌が前に出る、頬杖やうつ伏せ寝が多い場合は、歯並びや口腔機能の確認が役立ちます。

    小児矯正は、歯を並べるだけではありません。噛む、飲み込む、鼻で呼吸する、舌を正しい位置に置く、姿勢を整えるといった成長の要素も関係します。乳歯の時期から観察しておくと、永久歯が生えそろってから慌てるのではなく、必要な時期に相談しやすくなります。

    親子でできる乳歯チェック

    • 上の前歯の根元が白く濁っていないか
    • 奥歯の溝が黒く見えないか
    • 歯と歯の間に食べ物がよく挟まらないか
    • 歯みがきの時に同じ場所を嫌がらないか
    • 口がぽかんと開いている時間が多くないか
    • 食べるのが極端に遅い、丸のみが多い、片側だけで噛んでいないか
    • 乳歯が抜けないのに永久歯が内側や外側から出てきていないか

    これらは診断ではなく、相談のきっかけです。気になる項目がある場合は、写真を撮っておくと診察時に説明しやすくなります。

    よくある質問

    乳歯は全部で何本ありますか?

    乳歯は通常20本です。上に10本、下に10本あります。前歯、犬歯、奥歯があり、それぞれ食べ物を噛み切る、支える、すりつぶす役割を持っています。

    乳歯の虫歯は治療しなくてもよいですか?

    乳歯はいずれ抜けますが、虫歯の場所や大きさによっては治療や管理が必要です。痛み、腫れ、食事への影響、永久歯の場所への影響を考えて判断します。

    乳歯が抜ける時期が遅いと問題ですか?

    個人差があります。左右差が大きい、永久歯が別の場所から生えてきた、乳歯が強く残っている、痛みがある場合は確認の目安です。

    乳歯の時期から小児矯正を相談できますか?

    相談できます。すぐ装置を使うとは限りませんが、受け口、出っ歯、口呼吸、舌癖、永久歯のスペース不足などは、早めに確認しておくと方針を立てやすくなります。

    関連ページ

    乳歯をもっと好きになる親子読み物

    歯の勉強は、虫歯を注意されるためだけのものではありません。自分の歯がどんな形で、何のために働いているかを知ると、子どもは歯みがきや食べ方を自分ごととして考えやすくなります。乳歯の時期は、親子で「歯を守る力」を育てる時期でもあります。

    乳歯と永久歯は何が違う?

    乳歯は永久歯より小さく、白く見えやすい歯です。永久歯は少し黄色みがあり、根が長く、長い期間使うための強さがあります。乳歯は小さいぶん、虫歯が進むと歯の神経まで近くなりやすい特徴があります。だから、乳歯の虫歯は小さいうちに見つけることが大切です。

    乳歯には、永久歯へバトンを渡す役割があります。運動会のリレーで前の走者が次の走者へバトンを渡すように、乳歯は永久歯が出てくる場所を知らせながら役目を終えます。このバトンがうまく渡らない時に、歯並びや保隙の相談が必要になることがあります。

    縄文人や弥生人の歯からわかること

    昔の人の歯を見ると、食べ物と歯の使い方が深く関係していたことがわかります。縄文時代の食事は、木の実、魚、貝、肉など、よく噛むものが多かったと考えられています。よく噛む食事は、あごや噛む筋肉を使う機会になります。

    現代の子どもは、やわらかく食べやすい食品に囲まれています。これは便利でよい面もありますが、噛む回数が少なくなると、口の周りの筋肉や舌の使い方を学ぶ機会が減ることがあります。乳歯の時期から、丸のみではなく、前歯でかじり、奥歯で噛む経験を増やすことは、お口の育ちに役立ちます。

    昔の人と現代の子どもを単純に比べる必要はありません。ただ、歯は食べ物を噛むために作られているという基本は変わりません。六本松小児歯科では、虫歯だけでなく、噛み方、食べ方、口呼吸、姿勢、歯並びも合わせて見ていきます。

    恐竜の歯と人の歯を比べると

    肉食恐竜の歯は、獲物をつかんだり切ったりするために鋭い形をしていました。草食恐竜の歯は、植物をすりつぶすために広い面を持つものもありました。人の歯は、前歯でかみ切り、犬歯で支え、奥歯ですりつぶすように、いろいろな食べ物に対応できる形をしています。

    子どもの乳歯も同じです。前歯だけ、奥歯だけが大切なのではなく、20本の乳歯がそれぞれ役割を持っています。前歯でかじる経験が少ない、奥歯でしっかり噛めない、片側ばかりで噛むという状態が続く時は、歯だけでなく食べ方全体を見ることが大切です。

    親子で食事をする時に「今日は前歯でかじれたかな」「奥歯でゆっくり噛めたかな」と声をかけるだけでも、子どもは自分の口の使い方に気づきやすくなります。歯の学びは、毎日の食卓の中にもあります。

    受診の目安を迷った時

    小児歯科は、痛くなってから行く場所だけではありません。歯が生えた、歯みがきを嫌がる、虫歯かどうかわからない、歯並びが心配、口が開いている、食べるのが遅い、乳歯が抜けない、永久歯が変な場所から出てきたなど、迷った段階で相談できます。

    特に、乳歯の虫歯が多い、上の前歯が白く濁る、奥歯の溝が黒い、夜間の飲み物が多い、仕上げ磨きができない、保育園や学校検診で指摘された場合は、早めの確認が役立ちます。治療が必要かどうかだけでなく、予防管理で様子を見られるか、生活習慣のどこを整えるかを一緒に考えます。

    六本松駅近くで、乳歯の虫歯予防、初めての小児歯科、子どもの歯並び相談、保隙装置、小児矯正をまとめて相談したい方は、まず小児歯科ページからご確認ください。親子で学びながら歯を守ることが、永久歯の健康につながります。

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