歯周病

歯周病で噛むと痛い原因|歯ぐき・根・噛み合わせを確認

    投稿日:2026年6月4日 | 最終更新日:2026年9月9日

    「いつもの食事で歯が痛む」「歯が浮いた感じがして、しっかり噛めない」。噛む時の痛みには、歯周病のほか、歯の内部や根の周りの炎症、歯のひび、詰め物・被せ物の問題などが関係することがあります。

    以前に歯周病と言われていても、今回の痛みまで同じ原因とは限りません。痛む歯と周りの組織を調べ、まず必要な対応を選ぶことが大切です。

    症状の確認検査・診断治療と再評価
    歯周病は症状だけで判断せず、検査、診断、治療後の再評価で状態を確認します。

    腫れや強い痛みがある時は、予約日を待たずに連絡を

    歯ぐきや顔が腫れた、膿が出る、発熱を伴う、痛みで眠れない・食事が取れない場合は、早めに歯科へ連絡してください。WEB予約の空きだけを見て何日も待たず、症状といつから続くかを伝えましょう。

    息苦しい、飲み込みにくい、口や顔の腫れが強い、目の周りまで腫れたり見え方が変わったりする場合は、通常の歯科予約ではなく救急受診が必要です。呼吸が難しい時などは119へ連絡してください。歯や歯ぐきの感染による膿のたまりは、自然に治ると考えて放置しないことが重要です。歯の膿瘍と緊急症状について(NHS)

    当院の診療については電話092-737-6633でご相談ください。時間外や連絡がつかない時も、重い症状を待ち続けないでください。

    歯周病・根の問題・歯のひびを分けて調べます

    歯を支える歯ぐきや骨の問題

    歯周病では歯を支える組織に炎症が起こり、進行すると噛む時の痛みや歯の揺れが生じることがあります。出血や腫れの有無、歯周ポケット、歯を支える骨の状態を調べます。痛みの強さだけで進行度を決めることはできません。歯周病の症状と検査(NIDCR)

    歯の内部や根の周囲、詰め物の問題

    虫歯、詰め物の不具合、歯の内部の組織へのダメージなどでも、噛んだ時に鋭い痛みが出ることがあります。「神経の治療をした歯だから、もう痛まないはず」と決めつけず、過去の治療も伝えてください。噛む時の痛みのさまざまな原因(AAE)

    歯のひび・破折

    噛んだ時や力を抜いた時に痛む、冷たいものなどで痛みが出たり引いたりする場合には、ひびも確認します。ただし、その症状だけでひびと診断できるわけではありません。治療はひびの位置や深さ、歯の残り方などで異なります。歯のひびの症状と治療(AAE)

    噛み合わせの負担

    治療した歯が先に当たる感じや、食いしばりに心当たりがあれば伝えてください。噛み合わせだけが原因なのか、炎症や歯の損傷と重なっているのかを確認します。「少し削れば治るはず」と先に処置を決めず、原因を調べてから必要性を判断します。

    診察では「どの場面で痛いか」が手がかりになります

    痛い歯を自分で特定できなくても構いません。受診時は、次のようなことを分かる範囲で教えてください。

    • 痛みはいつ始まり、強くなっているか、出たり引いたりするか。
    • 噛み込む時、力を抜く時、何もしていない時のどこで痛むか。
    • 冷たいもの・温かいものへの反応があるか。
    • 腫れ、出血、膿、歯の揺れ、発熱があるか。
    • 最近、硬い物を噛んだり歯をぶつけたりしたか。
    • 詰め物・被せ物・根の治療などをいつ受けたか。
    • 持病、服薬、アレルギーがあるか。

    歯ぐき、歯の揺れや当たり方などを確認し、必要に応じて画像検査などを行います。検査はすべてを一律に受けるためではなく、考えられる原因を絞るためのものです。一度の診察ですべてを断定できない場合は、追加確認や経過を見る理由も聞いておきましょう。

    痛みを説明しようとして、硬い物を何度も噛んで確かめる必要はありません。普段の食事で気付いたことを伝えてください。

    痛みを和らげる対応と、歯を守る治療を分けて考えます

    強い痛みや腫れがある時は、その時点で必要な対応を優先します。その後、原因と歯の状態に応じて、治療の選択肢を整理します。

    歯周病が関係する場合は、家庭での清掃と歯石などの除去、治療後の状態の確認を組み合わせます。残る問題によっては歯周外科などを検討します。歯の内部や根の周りに問題がある場合、ひびや詰め物が関係する場合では、必要な治療が異なります。

    歯を残せる可能性があるか、残す場合にどのような治療と管理が必要かを確認してください。痛いから即抜歯とも、どんな歯でも必ず残せるとも言えません。保存が難しい場合には、その理由と別の選択肢の説明を受け、納得して決めることが大切です。

    歯周組織再生療法も、すべての噛む痛みに使う治療ではありません。詳しくは歯周組織再生療法の適応についてをご覧ください。

    受診までの過ごし方と、よくある迷い

    痛くなくなったら、そのままでもよいですか?

    痛みが落ち着くことと、原因が解決したことは同じではありません。繰り返す痛みや、腫れ・膿などの変化があった場合は、軽くなった経過も含めて歯科へ伝えてください。

    痛いところは磨かない方がよいですか?

    強くこすらず、柔らかい歯ブラシなどで無理のない範囲を清潔にします。痛くて清掃できない場所は相談してください。受診までは硬い物を避け、食べやすい柔らかさの食事を選び、熱すぎる・冷たすぎる飲食物で痛みを誘わないようにします。

    痛み止めだけで治せますか?

    痛み止めは一時的な痛みへの対応であり、歯や歯ぐきの原因を取り除く治療の代わりではありません。使用する場合は説明書や処方の指示を守り、持病や服薬があって迷う時は薬剤師・医師・歯科医師へ確認してください。効かないからと量や回数を自己判断で増やさないでください。

    六本松で、歯ぐきと歯の両方から相談できます

    スマイルライン歯科・矯正歯科六本松では、安心・安全を大切に、お口の状態を確認したうえで治療を相談できます。医院の診療体制は六本松の歯周病専門医による相談案内をご覧ください。専門的な相談や担当医の希望がある場合は、予約時にお知らせください。

    まず必要な対応とその理由を確認し、期待できること、難しいこと、通院や費用についても説明を受けてから選びましょう。「歯周病だと思うけれど、原因が分からない」という段階でも、ご相談ください。

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