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虫歯を放置|福岡県福岡市中央区六本松の歯医者

    投稿日:2021年9月5日 | 最終更新日:2021年9月14日

    虫歯を放置すると起こるリスクとは?

    虫歯を放置すると起こるリスクについて

    たかが虫歯と侮るなかれ、虫歯を放置すると命にかかわる大事になってしまうこともあります。

    リスク1. 食欲不振に陥る

    物が上手く噛めなくなる。なによりこれに尽きます。水を飲んでもしみる、何を食べても痛くて痛くて食べられるのはおかゆなどの歯ごたえのないものばかり。自然に食欲不振になっていきます。

    歯もどんどんボロボロになっていってしまいます。そうなると栄養が摂取できずに体力も落ちていき、体が弱ってどんどん抵抗力が落ちてしまうのです。他の病気にもかかりやすくなるなどい良いことは何もありません。

    リスク2. 絶え間ない痛みに襲われる

    痛みも激しいです。歯の痛みは、我慢できる類のものではありません、一時的に弱める方法があってもあくまで一過性で結局はぶり返してきます。最初は物を食べたり飲んだりしないと起こらない痛みでも、進行が進むと何もせずとも痛みが襲うようになります。

    そうなっては平静に日常生活をおくることができなくなり、睡眠も妨げられ、体を壊してしまいます。激痛のあまり自分で抜歯してしまう方もいますが、そうなると消毒が十分でなく感染症にかかったり化膿してしまう危険性があります。

    リスク3. 口臭が酷くなる

    虫歯になると、口臭が発生することがあります。その匂いは、チーズのような魚が腐ったようなと例えられるような腐敗臭です。非常に嫌な臭いで、周囲に悪影響を起こして人間関係のトラブルのもとになったりもします。

    また、口臭スプレーやキャンディが欠かせなくなりますので、当然口内環境は荒れていき、いっそう虫歯の進行を進めてしまいます。虫歯による口臭は、大元の虫歯が治らないとおさまらず、歯を磨いても消えません。

    口臭の原因1. 歯が溶けることによる異臭

    虫歯が深くなると、虫歯菌によって歯が溶かされ、グジュグジュと軟らかくなって発酵し、口臭を発生させます。 差し歯の方は特にご注意ください。差し歯は歯の神経の治療がされている事が多いため、中で虫歯が進行しても気づかず、歯が腐り口臭が発生してからやっと虫歯に気付く方が多くいらっしゃいます。

    歯の神経が死ぬと歯の中でそれが腐り、歯の根の先から細菌がバラまかれます。
    一方身体はそれに反応し、細菌が身体に侵入しないように袋を作って細菌を覆おうとするのです。
    細菌を覆った袋は徐々に大きくなりますし、この袋は言わば細菌の塊のような状態になっています。

    そうなると、歯肉が腫れて痛むようになるのです。この状態になると、容易な治療では治せません。
    歯の根の治療をする必要がありますし、腐った箇所も除去しなければなりません。
    さらに状態によっては歯肉を切開し、大きく膨らんだ膿みの袋を取り除く治療が必要です。

    口臭の原因2. 炎症による異臭

    虫歯が進行していくと、歯の神経を腐らせてしまうことがあります。 痛みが出れば気づくのですが、知らぬ間に歯の神経が死んでしまったり、痛みをこらえたら痛みが引いてしまったのでそのまま放置していると、歯の神経が腐ってしまいそこから口臭が発生します。

    口臭の原因3. 膿疱による異臭

    歯の神経が死んでしまうと歯の神経の空洞に細菌が増え、根の先に膿の袋ができます。 膿の袋が大きくなると歯茎に白いおできのようなものができて、そこから膿が出され口臭が出ます。

    この膿の出口はできたり、潰れて引いたりします。不衛生なだけでなく、そこから口内炎になったりほかの病気の原因になったりします。

    口臭の原因4. 出血及び体液による異臭

    虫歯が歯茎の下まで進行すると、歯茎が腫れ、虫歯によって歯茎の周りが不潔になり、出血します。 血生ぐさい臭いや歯茎から出る液、膿が口臭の原因になり、変な味がして食事にも影響してきます。

    口臭の原因5. 歯垢・歯石による異臭

    口の中にプラーク(歯垢)や歯石が多く付いていると口臭が発生します。プラークは細菌の塊で、ヌルヌル、ベトベトしたもので、歯磨きのあとのチェックする薬品で濃く染まる部分を言います。

    このプラークはそのままにしておくとやがて発酵し、口臭の原因となります。また、歯石は歯茎が腫れる原因となり、その結果出血や化膿を促して口臭の元ともなります。

    リスク4. 顎が変形してしまう、骨髄炎になる

    末期まで虫歯が進行してしまうと、そこから顎に感染し変形してしまうこともあります。まさかと思う方は「虫歯 顎 変形」で検索してみてください。とても笑っていられなくなってしまいますよ。

    骨髄炎は熱や嘔吐が起こる辛い病気です。歯の根の中の虫歯菌が顎の中に広がることで骨髄に細菌が感染し、
    顎の骨を腐らせて骨髄炎を起こします。骨髄炎を治すには抗生物質の点滴が必要ですが、
    近年では抗生物質が発達したことで治療効果自体は上がっています。とは言え、骨髄炎が慢性化すると再発が繰り返されるため、そうなると治療が難しくなってしまいます。
    また、厄介なのは骨髄炎とすぐに気付けないことです。熱や嘔吐が起きれば真っ先に風邪を疑いますし、
    最初は風邪薬や吐き気止めを飲んで対応してしまうからです。

    リスク5. 歯を失う

    悪化した虫歯は、歯を取り除く必要にかられる場合があります。自分の歯は、どうやっても再生させることができません。痴呆には、自分の歯の本数が関係していると言うデータもあり、差し歯があるから大丈夫とはとても言えないのです。

    リスク6. 心臓病など他疾病を引き起こす

    虫歯の放置で最も怖いのは、それが原因で命にかかわる病気を招く恐れがあることです。

    虫歯を放置することによって虫歯菌が血液に侵入し、血管を通じて全身に回ります。
    この時、虫歯菌が脳に回ることで脳梗塞を引き起こし、心臓に回ることで心筋梗塞を引き起こすのです。

    確率としては稀ですが、実際に虫歯を放置して死に至った例があることも事実です。
    死亡の原因は脳梗塞や心筋梗塞ですが、それを招いた要因は虫歯の放置にあります。
    治療の痛みは確かに嫌ですが、だからといって放置すると死に至る病気を招いてしまうのです。

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