投稿日:2026年8月9日 | 最終更新日:2026年8月9日
六本松の小児歯科/食べる・話す・呼吸する力
口腔機能発達不全症とは?
お口ポカン・食べ方・発音のチェック
食べる、飲み込む、話す、鼻で呼吸するなど、お口の働きが年齢に応じて育っているかを確認する考え方です。病名だけで不安にならず、家庭で見えるサインを整理しましょう。
安心・安全を大切に、歯並びだけでなく、舌・唇・頬・呼吸・姿勢・食事の様子を総合して確認します。

口腔機能発達不全症は「成長途中の働き」を見るものです
子どもの口は、乳歯が生える時期、離乳食、幼児食、永久歯への生え替わりを通じて働き方が変わります。口腔機能発達不全症は、明らかな病気や障害がない場合でも、食べる・飲み込む・話す・呼吸する働きが十分に育っていない状態を見つけ、成長を支えるための考え方です。
チェック項目に一つ当てはまるだけで診断されるわけではありません。年齢、発達、鼻や喉の状態、歯並び、食形態を確認して判断します。
家庭で気づきやすいチェックサイン
口・呼吸
- 日中も口が開いている
- 寝ている時に口呼吸やいびきがある
- 唇が乾きやすい
- 鼻づまりが続く
食べる・飲み込む
- 食事に長くかかる、丸飲みが多い
- 噛む回数が少ない、片側ばかりで噛む
- 食べこぼしが多い
- 飲み込む時に舌が前へ出る
話す・舌
- 発音が聞き取りにくい音がある
- 舌がいつも前や下にある
- 舌を上あごへ持ち上げにくい
- 舌小帯が気になる
歯並び・習癖
- 指しゃぶりが続く
- 前歯が閉じない、出っ歯や受け口が気になる
- 頬杖や唇を噛む癖がある
- 乳歯や永久歯の重なりがある
小児歯科で確認する5つの領域
- 歯と噛み合わせ:むし歯、生え替わり、前歯・奥歯の噛み合わせ、歯列の幅を見ます。
- 舌と唇:安静時の舌の位置、舌を上げる動き、唇を閉じる力、飲み込み方を見ます。
- 食事:食形態、噛む回数、食事時間、食べこぼし、むせの有無を聞きます。
- 呼吸:鼻呼吸と口呼吸、睡眠時の様子、鼻づまりやいびきの有無を確認します。
- 生活・姿勢:姿勢、画面を見る時間、頬杖、指しゃぶりなど日常習慣を確認します。
必要に応じて、耳鼻咽喉科、小児科、言語聴覚士など他職種での確認が適する場合があります。
家庭で始められること
足が着く姿勢を整える
食事中は足底が床や台に着き、体幹が安定する高さへ調整します。噛むことに集中しやすくなります。
食材を年齢に合わせる
硬い物を無理に与えるのではなく、前歯でかじる、奥歯で噛む経験を年齢と発達に合わせて増やします。
鼻づまりを放置しない
鼻呼吸が難しい状態では、口を閉じる練習だけでは改善しにくいことがあります。続く鼻づまりは医療機関へ相談します。
短く楽しく練習する
舌や唇の練習は、正しい方法を確認して短時間から始めます。できないことを叱らず、継続できる課題を選びます。
口腔機能と小児矯正の関係
口呼吸、舌が前へ出る飲み込み、唇を閉じにくい状態は、歯並びと同時に見られることがあります。ただし、口腔機能訓練だけですべての歯並びが治るわけではなく、矯正装置だけで呼吸や舌の癖が自動的に整うとも限りません。
今は経過観察でよいのか、生活習慣を整えるのか、MFTを行うのか、小児矯正を検討するのかを分けて説明します。
口腔機能発達不全症でよくある質問
何歳から相談できますか?
食事、発音、口呼吸など気になるサインがあれば、乳幼児期から相談できます。年齢に応じて確認方法が異なります。
お口ポカンだけで病気ですか?
一時的な鼻づまりや眠気でも口が開くことがあります。頻度、時間帯、鼻の状態、舌と唇、歯並びを合わせて確認します。
自宅トレーニングを動画だけで始めてもよいですか?
方法が合わないと別の筋肉を使うことがあります。最初に今の動きを確認し、本人に合う練習を選ぶ方が安全です。
保険診療になりますか?
診断、年齢、確認項目、医療機関の体制などで扱いが異なります。個別の診察後にご確認ください。
食べる・話す・呼吸する力を、成長に合わせて確認します
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